機能
- ODX規格(2.0.1、2.1.0、2.2.0)のサポート
- メーカー固有の設定
- PDXコンテナのインポート
- 詳細ウィンドウでのパラメータおよび演算処理の表示
- 自由に定義および格納できるフィルタとビュー
- CSV、XML、PDFといったさまざまな出力フォーマットへのデータのエクスポート
- ODX Explorerによる総合的な構造ビュー
- 大容量のPDXコンテナも迅速にロード
- すべてのデータの概要をわかりやすく表示し、迅速にアクセスできるようにする最新のユーザインターフェース
- 次の情報を表示する個別タブ
エラーコード
サービス
セマンティクスによりグループ分けされたODX診断オブジェクト
環境変数/固定フレーム
文書のリビジョン
通信パラメータ
ODX Explorer
ASAM MCD-2D (ODX)、ISO 22901-1
ODXデータは、OEMの作成ガイドラインに従ってXML構造体として自動的に生成されるデータであり、直接転送して使用するか、またはデータベースをエクスポートして使用します。
測定値に疑いのあるレポートの評価などに際して、開発エンジニアやカスタマーサービスの技術サポート担当者は、ODXデータセットの入手可能なバージョンに含まれるパラメータ情報の提供をしばしば依頼されます。
この情報はオーサリングシステムで容易に確認できますが、オーサリングシステムにアクセスできる人は限られています。このため、実際の構造を解析しなくても、ODXデータセットに含まれるすべての情報の概要をわかりやすく表示できるシンプルなソフトウェアへの重要が高まっていました。
RA® ODX Viewerは、多くのお客様の要望を受けて開発されました。RA® ODX Viewerは、PDXまたはODXコンテナをインポートし、それらのファイルに含まれるエラーコード、測定値、ルーチン、アクチュエータ、コーディング値、および対応するSDG(Special Data Group)を表形式で表示します。
フィルタを使用して、さまざまなデータビューを作成することもできます。フィルタベースのビューは、好みに応じて調整し、設定に保存することができます。たとえば、開発者、カスタマーサービス、または承認機関のニーズに合わせた調整が可能です。データを文書化したり第三者へ転送したりする場合は、汎用XML、CSVファイル、固有のスタイルシート形式、またはPDFファイルとしてエクスポートすることができます。
RA® ODX Viewerは、個々の設定ファイルを使用することで、各自動車メーカーのODX構造の特定の機能に合わせて調整することができます。RA® ODX Viewerは、サービスとセマンティック属性に基づいて、ODXコンテナの解釈形式とユーザインターフェースでのODXデータの表示形式をパラメータ化します。
ODXについて
ODX – Open Diagnostic data eXchange – ASAM MCD 2D
ODXは、ASAMによりASAM MCD 2D(ODX)としてリリースされたXMLベースのデータフォーマットであり、ISO 22901-1に従って標準化されています。
ODXは、診断情報をやり取りするための形式記述言語です。ODXは診断通信とフラッシュプロセスを規定しており、各種診断プロトコル(UDSやKWP2000など)に基づいて実装することができます。各自動車メーカーでは、ODX規格のさまざまなバージョン(2.0.1、2.1.0、2.2.0など)を使用して、車両および制御デバイス固有のODXコンテナを作成しています。各社では、すべての関係者が使用する必要のある独自の作成ガイドラインを定めています。